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玄関は建物の顔

こんにちは、坂喜建築です。

いつもご贔屓賜りまして誠にありがとうございます。


今回は、玄関について少しお話しをしていきたいと思います。

玄関は、昔から建物の顔として重要視されてきた部分です。

「門構え」という言葉があるように、

玄関は、敷地の外からでも、その家の格式や位を示す場所でもありました。


現在では、そういった昔ながらの風習や式たりなどはあまり関係なく、

設計上の構造として、施主様の要望に合わせて玄関を設けるケースが一般的ですが、

やっぱり第一印象というのは強いもので、

訪問者が一番に目にする場所なため、その家全体に対する印象にも影響を与えます。

ここからは玄関が建物の「顔」として与える影響5つについて解説いたします。



まず1つ目は、玄関のデザインや外観です。

玄関のデザインや外観は、建物全体の印象を大きく左右します。 特に、家の外観の正面部分に位置することが多いため、

玄関は建物の外見にとっての「顔」となり、豪華な門扉やデザイン性の高いドア、

上品な外装が施された玄関は、家の美しさを引き立てます。

また、玄関周りに植栽や照明を配置することで、

訪問者に暖かさや魅力を感じさせることもできます。


そして2つ目は、玄関が外と内をつなぐ重要なポイントであり、

家全体の雰囲気を感じさせる場所だということです。

玄関を通して、家の内装や生活スタイルの一端が見え隠れします。

例えば、玄関に温かみのある木材や落ち着いた色調を使っていれば、

その家の中にもそうしたデザインが反映されていることが多いです。

また、玄関に飾られたアートや装飾品、照明などによって、

家の雰囲気や住んでいる人々の個性が感じられる場合もあります。


次に3つ目ですが、玄関は家に入るための最初の場所であり、

外部からの侵入を防ぐセキュリティの役割も担っています。

セキュリティ性が高い玄関は、家全体の安全感を高め、

住む人が安心して生活できる環境を提供します。

また、玄関は収納やスペースの使い方も重要で、

靴やコートを収納するためのスペースが整っていれば、

生活のしやすさや快適さも感じられます。

このような実用的な側面も含めて、玄関は「顔」として大切な役割を果たしています。


続いて4つ目は、玄関が家の中で最も外部に近い部分であるということから、

文化的に「家の象徴」や「家族の招待」を表す場所ともされています。

特に日本や他の文化圏において、玄関は「おもてなし」の場所であり、

訪問者に対する心遣いや礼儀が表れる場所でもあります。

玄関を通ることで、その家族がどのような価値観を持っているのか、

どのように人々を迎え入れているのかを感じ取ることができます。


最後の5つ目は、風水などの考え方です。

風水や気学、方位角において、玄関は家の「気」の入り口として重要視されます。

良いエネルギーが流れ込むように、玄関の配置やデザインに

工夫を凝らすことが推奨されています。

このように、玄関は家にとって「エネルギーの流れ」を左右する重要な場所でもあり、

運気や幸福に対しても大きな影響を与えると考えられています。

玄関の役割が「家の顔」として重要であることは、

こうした象徴的な面からも理解できます。



このように、「玄関は建物の顔」という言葉は、

玄関が家や建物の外観や印象を大きく決定づける場所であることからきています。

玄関は、訪問者に与える第一印象、家のデザインや美しさ、内外のつながり、

安全性や実用性、さらには文化的な象徴性に至るまで、

さまざまな重要な役割を担っています。

家を建てる際やリフォームを考える際には、玄関を「顔」として、

どのようにデザインし、機能性を持たせるかを十分に考慮することが大切です。



坂喜建築では新築・リフォーム・リノベーションを含め、

住宅はもちろん、神社仏閣の修繕までさまざまなご依頼を承っております。

玄関のこと、その他建物に関するご相談はお気軽にお問い合わせください。

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