top of page

こんにちは、坂喜建築です。

いつもご贔屓賜りまして誠にありがとうございます。


今回は、神社仏閣と住宅の違いについてご紹介したいと思います。

まず大きな違いとしては、神社仏閣は宗教的儀式や祈りの場として建てられ

神々を祀るための神聖な場所です。

一方、住宅は人々が生活をするための居住空間です。

そのため、利便性や快適性が求められます。

これがそもそもの建築目的の違いです。


次に、工法の違いについてです。

神社仏閣は木造軸組工法(伝統的な日本建築)をベースに、

斗栱(ときょう)や蟇股(かえるまた)などの装飾部材を多用し、

建物自体が長寿命を想定して建てられることが多く、

修繕を繰り返しながら数百年使われます。

そのため、柱や梁などの構造体が意匠の一部になっていることが多いです。

しかし、住宅の場合は、木造在来工法だけでなく、2×4工法、鉄骨造など、

より多様な構造で建設されます。

先ほど述べたように、生活をすることが目的であるため、

断熱性や耐震性、メンテナンス性などに優れた仕様が求められ、

意匠性よりも機能や経済性を重視して建てられます。



上記のことから、神社仏閣は主に国産の天然木(ヒノキ・ケヤキなど)を使用し、

木材そのものの風合いや香りを活かし、塗装も施さず、剥き出しの状態が多いです。

住宅にも木材は使用しますが、他にも鉄筋やコンクリート、サイディング、樹種など

現代的な建材を多用し、塗装や仕上げも好きなものを選択できます。


ただし、神社仏閣もデザイン性に乏しいわけでは全くなく、

むしろ意匠性や伝統的なデザインが他にはない特別感を演出します。

所々に施される彫刻や色彩豊かな装飾など、工芸的な要素が多いのも特徴です。

また、祀っている神様や宗教によって、様式や装飾も異なるので、

神社仏閣の中でも違いを見つけてみるのも楽しいかもしれませんね。


ここまで紹介してきたように、神社仏閣と住宅には簡単に説明しても

これだけの違いがあります。

もっと細かい違いもありますが、ここでは紹介しきれないので

気になる方はぜひ調べてみてください。

また、最近では、和風建築や和モダンといった住宅も人気があるため、

神社仏閣の特徴を取り入れたいという要望もあります。

和の伝統美と落ち着き、格式を取り入れた住宅は洗練されたデザインで

日々の生活を豊かにしてくれることでしょう。



もし、住宅に神社仏閣の特徴を取り入れたいという方がいらっしゃいましたら、

坂喜建築へご相談ください。

坂喜建築では、住宅はもちろんですが、神社仏閣の修繕なども行なっているので

住宅に取り入れることも可能です。

いつでもお気軽に坂喜建築へご相談ください。

こんにちは、坂喜建築です。

いつもご贔屓賜りまして誠にありがとうございます。


今回は、昔からある先人の知恵とも言える、自宅の防犯対策について

みなさんにわかりやすくご紹介できればと思っています。


昔からある防犯対策と聞いても、想像がつかない方も多いでしょう。

また、日本家屋などは縁側など、開放的なイメージが強く、

侵入しやすいイメージを持たれる方もいるかと思います。


今も昔も変わらず、空き巣などの被害はあったため、

先人たちは知恵を使って、住宅を守ってきました。

現代のようなセキュリティがなくても、

ちょっとした工夫をすることで、防犯対策や抑止効果を得ることができました。



例えば、格子や雨戸の活用です。

窓に格子を設置することで、外部からの侵入を防ぎつつ 風通しや採光性も確保できます。

雨戸を閉めることで視線を遮ることもでき、侵入を防げます。

最近では和モダン住宅のデザインとしても、格子は人気があります。


板戸や引き戸の工夫というのもあります。

板戸とは、格子戸などの内側に設ける板のことを言い、

昔はこれにより二重戸を実現し、夜間の防犯性を高めていました。

また、板戸や引き戸は、現在のドアとは異なり、開閉する際にガラガラと音が鳴ります。

この音が鳴ることで侵入を知らせたり、侵入を防ぐことにもつながりました。



音に関する防犯と言えば、現在でも人気があるのは

外構や住宅回りに敷石(砂利)を敷くことです。

敷石を敷くことで、歩く際に足音が鳴り、異変にいち早く気づくことができます。


他にも、庭木の配置で視線を遮ったり、触れることでカサカサと音が鳴るため

庭木の設置も積極的に取り入れられていましたし、

縁側を設置することで、外部から室内までの距離を確保し、

手間や時間を取らせるような工夫もありました。


このように、先人たちも知恵や工夫を凝らして、

住宅の防犯対策を高めていました。

現在は、こういった昔ながらの知恵や工夫よりも

進化したセキュリティシステムなどがあるため、利用されるケースは減りましたが、

昔の知恵を活かしつつ、現代の技術と組み合わせることで、 より安全で快適、そしておしゃれで機能性に優れた家を実現することができるでしょう。



もし、住宅の防犯対策をご検討されている方がいらっしゃいましたら

いつでもお気軽に坂喜建築へご相談ください。


坂喜建築では新築・リフォーム・リノベーションを含め、

住宅はもちろん、神社仏閣の修繕までさまざまなご依頼を承っております。

こんにちは、坂喜建築です。

いつもご贔屓賜りまして誠にありがとうございます。


今回は、玄関について少しお話しをしていきたいと思います。

玄関は、昔から建物の顔として重要視されてきた部分です。

「門構え」という言葉があるように、

玄関は、敷地の外からでも、その家の格式や位を示す場所でもありました。


現在では、そういった昔ながらの風習や式たりなどはあまり関係なく、

設計上の構造として、施主様の要望に合わせて玄関を設けるケースが一般的ですが、

やっぱり第一印象というのは強いもので、

訪問者が一番に目にする場所なため、その家全体に対する印象にも影響を与えます。

ここからは玄関が建物の「顔」として与える影響5つについて解説いたします。



まず1つ目は、玄関のデザインや外観です。

玄関のデザインや外観は、建物全体の印象を大きく左右します。 特に、家の外観の正面部分に位置することが多いため、

玄関は建物の外見にとっての「顔」となり、豪華な門扉やデザイン性の高いドア、

上品な外装が施された玄関は、家の美しさを引き立てます。

また、玄関周りに植栽や照明を配置することで、

訪問者に暖かさや魅力を感じさせることもできます。


そして2つ目は、玄関が外と内をつなぐ重要なポイントであり、

家全体の雰囲気を感じさせる場所だということです。

玄関を通して、家の内装や生活スタイルの一端が見え隠れします。

例えば、玄関に温かみのある木材や落ち着いた色調を使っていれば、

その家の中にもそうしたデザインが反映されていることが多いです。

また、玄関に飾られたアートや装飾品、照明などによって、

家の雰囲気や住んでいる人々の個性が感じられる場合もあります。


次に3つ目ですが、玄関は家に入るための最初の場所であり、

外部からの侵入を防ぐセキュリティの役割も担っています。

セキュリティ性が高い玄関は、家全体の安全感を高め、

住む人が安心して生活できる環境を提供します。

また、玄関は収納やスペースの使い方も重要で、

靴やコートを収納するためのスペースが整っていれば、

生活のしやすさや快適さも感じられます。

このような実用的な側面も含めて、玄関は「顔」として大切な役割を果たしています。


続いて4つ目は、玄関が家の中で最も外部に近い部分であるということから、

文化的に「家の象徴」や「家族の招待」を表す場所ともされています。

特に日本や他の文化圏において、玄関は「おもてなし」の場所であり、

訪問者に対する心遣いや礼儀が表れる場所でもあります。

玄関を通ることで、その家族がどのような価値観を持っているのか、

どのように人々を迎え入れているのかを感じ取ることができます。


最後の5つ目は、風水などの考え方です。

風水や気学、方位角において、玄関は家の「気」の入り口として重要視されます。

良いエネルギーが流れ込むように、玄関の配置やデザインに

工夫を凝らすことが推奨されています。

このように、玄関は家にとって「エネルギーの流れ」を左右する重要な場所でもあり、

運気や幸福に対しても大きな影響を与えると考えられています。

玄関の役割が「家の顔」として重要であることは、

こうした象徴的な面からも理解できます。



このように、「玄関は建物の顔」という言葉は、

玄関が家や建物の外観や印象を大きく決定づける場所であることからきています。

玄関は、訪問者に与える第一印象、家のデザインや美しさ、内外のつながり、

安全性や実用性、さらには文化的な象徴性に至るまで、

さまざまな重要な役割を担っています。

家を建てる際やリフォームを考える際には、玄関を「顔」として、

どのようにデザインし、機能性を持たせるかを十分に考慮することが大切です。



坂喜建築では新築・リフォーム・リノベーションを含め、

住宅はもちろん、神社仏閣の修繕までさまざまなご依頼を承っております。

玄関のこと、その他建物に関するご相談はお気軽にお問い合わせください。

bottom of page