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いわきの気候・地域特性をふまえた住まいの工夫

  • seakey23
  • 7月30日
  • 読了時間: 3分

こんにちは、坂喜建築です。

いつもご贔屓賜りまして誠にありがとうございます。


今回は、私たちが拠点とする福島県いわき市をはじめ、 福島県内の気候風土をふまえた「住まいづくり」について お話ししてみたいと思います。


私たちが日々設計や施工に携わるなかで強く感じているのは、 家づくりは地域性と深く結びついているということです。 特に東北の一角を担う福島県では、四季の移ろいの豊かさが 住まいの快適性に大きな影響を与えます。


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福島県というと「寒い地域」というイメージがあるかもしれませんが、 ご存知の通り、実は会津・中通り・浜通りで気候はかなり異なります。

いわき市のような浜通り地域では、冬も比較的温暖で、雪も少ないのが特徴です。 その一方で、湿気を伴う冷え込みや、朝晩の寒暖差が大きくなるため、 ただ「断熱性を高める」だけでは足りない場合もあります。


そこで私たちが大切にしているのは、調湿性のある自然素材の活用や、 日射取得と日射遮蔽のバランスです。 室内が過度に乾燥したり、逆に結露したりしないよう、 素材選びと通風設計にこだわっています。


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梅雨時期から夏にかけては、湿気対策がとても重要になります。

高温多湿なこの時期には、キッチンや洗面、押入れなど 風の通りにくい場所で、カビやダニの発生が心配されます。


私たちは、なるべく自然な空気の流れをつくることを意識して設計しています。

また、いわきは海が近く風の流れがある地域ですので、 南北の窓配置や通風経路の確保で、夏場でもエアコンに頼りすぎない家づくりが可能です。


さらに、庇(ひさし)やすだれ、格子など、昔ながらの知恵を取り入れることで、 強い日差しを和らげる工夫も行っています。


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ただし、海沿いの地域であるいわき市では、 台風時の強風や潮風による劣化(塩害)への備えも欠かせません。

外壁や屋根材、窓のサッシなどは、耐候性のある素材選びや 定期的なメンテナンスが重要になります。

お客様の物件の立地条件に応じて、風の向きや建物の向き、 風が抜けやすい庭のつくり方まで考えたプランをご提案しています。


福島の自然は厳しさもありますが、それ以上に美しさと恵みがあります。 私たち坂喜建築では、その土地の風土と向き合いながら、 地域の気候に合わせた、無理のない住まい方をご提案しています。


「暖かさ」や「涼しさ」だけでなく、長く安心して暮らせる家とはどうあるべきか。 そこに私たちの家づくりの姿勢があります。

これから家づくりをご検討される方、リフォームをお考えの方も 「自分の住む地域に合った家ってどんな家だろう?」と ぜひ一度考えてみていただければと思います。



そして住宅に関するご相談がありましたら お気軽に坂喜建築までご相談ください。

坂喜建築では、新築からリフォーム・リノベーション、 神社仏閣の修繕も行なっています。

 
 
 

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